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お店づくり3分で読めます
何でもない風景が、お店の雰囲気になる
毎日見ている棚や道具、光の入り方。何でもない日常の風景ほど、そのお店らしさを静かに伝えてくれることがあります。
なんでもない、お店の風景。
でも、それがいちばん「その店らしさ」を伝えていることがあります。
ホームページを作るとき、つい「特別なものを見せなきゃ」と考えてしまいがちです。きれいに並べた商品、決めたポーズの写真、分かりやすいサービスの説明。もちろん、そういう写真も必要です。
でも私は最近、むしろ何でもない日常の中に、そのお店の雰囲気がいちばんよく出ることがあると思っています。
SCENE
「いつもの景色」は、外から見ると新鮮です
例えば、今日の写真のような棚の風景。そこに何が並んでいるのか。どんな順番で置かれているのか。色がそろっているのか、少し雑多なのか。光の入り方はどうか。
お店の人にとっては、毎日見ている当たり前の景色です。だから、わざわざ写真に撮るほどでもないと思うかもしれません。
店内の棚にさまざまなデザインの雑誌や冊子が並ぶ風景けれど初めてそのお店を見る人にとっては、その「当たり前」が情報になります。きちんとしている店なのか。遊び心があるのか。落ち着いているのか。新しいものが好きなのか。長く使っているものを大切にしているのか。
何でもない風景には、
その店の性格が出ます。
STORY 01
写真は、説明しすぎないから伝わる
文章なら「うちはこんなお店です」と説明できます。でも、説明が多くなるほど、どうしても少し広告っぽくなることがあります。
その点、写真は面白いです。棚、椅子、道具、入口、窓から入る光、手書きの案内、作業中の机。そういうものを一枚見せるだけで、言葉にしなくても伝わるものがあります。
むしろ全部を説明しないからこそ、見る人がそのお店を想像できる。私はその余白が、ホームページには大事だと思っています。
TURN
同じ景色でも、撮り方で空気が変わる
ただし、何でも撮ればいいわけではありません。同じ棚を撮るにしても、少し低い位置から撮るのか、正面から撮るのか。明るくするのか、あえて影を残すのか。どこまで写して、どこを切るのか。
ほんの少し角度を変えるだけで、見え方はかなり変わります。
私はホームページを考えるとき、「何を載せるか」だけではなく、「どう見せるか」まで含めて考えたいと思っています。特別なセットを組まなくても、今そこにあるものの中から、そのお店らしい一枚を見つける。
それができると、写真は単なる説明用の素材ではなく、サイト全体の空気をつくるものになります。
「こんな店なんだろうな」
と感じてもらえる一枚。
私は、そういう写真をホームページの中に入れたいと思っています。
FINALE
特別じゃないものを、ちゃんと見る
お店の魅力を探すとき、つい「売りは何ですか」「一番の強みは何ですか」と大きな答えを探したくなります。
でも実際には、魅力はもっと細かいところに散らばっているのかもしれません。毎日使っている道具。何気なく置いてあるもの。店主が好きで選んだもの。長く続けてきた配置。いつもの光景。
そこに気づいて、写真として切り取ってみる。
すると、今までただの背景だったものが、そのお店の雰囲気として見えてくることがあります。
何でもない当たり前の景色こそ、
実はそのお店にしかない風景なのかもしれません。
NoëlWow代表
二瓶武士